深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

落ち込む。

なんかもう。

 

三浦春馬くんのことがショックで、

頭から離れない。

 

いつもいつもこの理不尽な世の中では、

いい人がしわ寄せをくう。

 

相手の気持ちを考えて、

周りのことを思いやって、

気遣いができて、

真面目で。

バランスをとろうとする。

 

今までの世の中で、いいとされてきたこと。

人格者と言われるような生き方。

そんなふうに生きてたら、もう絞り尽くされて自分が疲弊してしまう時代。

 

ただ悲しくて、やりきれない。

 

優しくて思いやりがあって、

真面目な人だったら、

責任感のある人だったら、

これだけ人気があり、引っ張りだこで、先のスケジュールもいっぱい。

大きな大きな自分以外の力が動いている中にあって。

「疲れたから休みたい」

 

って言えるだろうか。

言えないよね。

 

よっぽどのことじゃないと言えない。

それって、妊娠とか、病気とか。

そこまで行かないと、絶対に休めない。

ということだよね。

 

そこまで行かないと、まわりの「大きな力」を説得できないから、自分の気持ちは一切無視するしかない。ってことだよね。

 

 

スポンサーやら、テレビ局やら。

さまざまな事情。

さまざまな関係性。

多くの人に迷惑がかかる。

迷惑はかけたくない。

 

 

つらい。やめたい。

休みたい。もう無理です。

って、どこの段階まで我慢すればいいのか。

どこの状態まで頑張ればいいのか。

休んでいいと言ってもらえるラインはどこなのか。

わからないよね。

わからなくて、判断もつかなくて、極限までやってしまうんだろうな。

 

なんて厳しい、なんて歪んだ世界なんだろう。

 

自分をそこまで追い詰めてしまうのは、もって生まれた性格もあるだろうけど。

 

それでも。

やっぱりこの世界が、そんなにみんなに愛される人を、死ぬしかないほどに追い詰めてしまうほど、歪んでいるんだよ。

 

そこまで頑張らないと、いけない空気を出しているんだよ。

 

もういいよ。

もう、みんなでいっせいに、がんばるのをやめて。

 

期待に応えるのをやめて、

みんながいっせいに。

自分をいちばん大切にする!

自分をいちばん優先する!

 

と、決められたらいいのに。

 

なんだかどうしようもなく、

落ち込んでしまうね。

 

三浦春馬さんのたましいが、

どうか今はやわらかな光の中で、

安らいでいられますように。

ゆったりとくつろいで、満たされて、微笑んでいますように。

 


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