深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

「すずめの戸締まり」私的スピリチュアル考察①

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見てきました。

すずめの戸締まり❗️

 

超、話題作。

ひねくれ者なので、ヒット作も興味なければまったく見ないし、興味あっても、大体の人が見終わって空いてから観に行くタイプ😅


神道好きのわたしには、大好物な映画でした😊✨

迫力満点で、すっごく面白かったんだけど、観終わってなんだか、体調崩すレベルでガッツリ疲れてしまった💦


なんだったんだろ。

メッセージ強すぎた?


前置きが長くなりましたが、わたしの独断と偏見による感想コーナーいきます😄

メッセージはわかりやすくひとつ。


自分を救うのは自分


これに尽きる感じがするけど、

もう一つはこれ。


陰陽の統合


です。


わたしの中ではこの2つ。

特に、自分を救うのは自分。

というのに加えて、自己犠牲でなにかを救える時代は終わった。というのが、強烈にきました。

 

ここから先の、新しい次元では、誰か1人の自己犠牲で何も解決しないし、どうにもならない。というのが、よく描かれていて感動しました。


新海監督って、本当にすごい人だね。

毎回毎回、霊的なメッセージの質が高すぎて、膨大過ぎて、ビビる❗️

女性性だけでも、男性性だけでも、ダメ。

光だけでも、闇だけでも、ダメ。

闇をただ押し込めるだけじゃ、ダメ。

 

心の岩戸を開き、

闇を出す。


それを直視してからの、新しい道。

新しい始まり。


それは、1人1人が心の中で人知れず行う、内的な作業だ。神事、と言ってもいい。

闇を、みつめる。

1人1人が心の中で、自分自身の闇と光を統合する。それが、今世で私たちがやると決めてきたこと。


すずめが。

環さんが。

草太さんが。

 

みんなが自分の本音と向き合う。

極限の場所で。


取り繕ってきたものを、取り繕えない状況になって初めて、自分自身の本当の選択をしていく。


わたしは、神社が好きだけど、御祭神がどうとか、社殿がどうとか、そこまで興味はなくて。

ただただ、神はその「土地」に宿る。

と思っている。


そしたら、この前たまたまYouTuberの茂木誠先生が、土地と神社の話を学術的に考察されているのを見て、首がもげるほどうなずいた。


中央構造線上に建てられた主要な神社。

そして、太陽の通り道であるレイライン

古代人にとっての神は、確実に自然そのものだ。

人、ではない。

 


自然と人が調和して生きてきた時代。

それは、大和朝廷ができて中央集権になるずっとずっと前のこと。


その土地土地に、必ず神さまがいて、人を守っていた。そして人間は、神を大切に敬い畏れていた。だから、祝詞には掛け言葉がたくさんあるのだ。あれは、生きていくのに必要なもの全てを与えてくれる、太陽と水と、土地の神への限りない讃辞と敬意を表している。

かけまくもかしこき。

とは、口にするのも憚れるほどに貴くて畏れ多い。という意味。


それほどに、昔の人々は自分たちの住む大地と、空や風や水や太陽や川や山々を、大切に大切にしてきた。


人が住んでいる家の方が傷まない。

住まなくなると途端に傷む、というのは、その土地と、家と、人とでエネルギーが呼応しているということ。循環している世界の証明。


だから、今回のこの映画では、「廃墟」がテーマで、そこに後ろ戸が開くという設定だったのは納得がいく。

そして、形を持たない低級霊は、いつも形代となる器を探している。


そう言う意味でも、これから日本各地で空き家や廃棄が、さらに増えていくのは大きな問題だと思う。


長くなったので次は続く・・・・。