深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

大人になること

 

ラブレター

ラブレター

 

 

はじめてこの文章を読んだとき、感動して胸が震えた。

5月はずっと、この言葉たちが頭のどこかで響いていた。

いわさきちひろさんの「ラブレター」という本から引用。

 

(*文章をお借りすることに、もし不都合がありましたらすぐに消しますのでお知らせください。)

 

 

p238~240

   大人になること

 

 人はよく若かったときのことを、とくに女の人は娘ざかりの美しかったころのことを何にもましていい時であったように語ります。けれど私は自分をふりかえってみて、娘時代がよかったとはどうしても思えないのです。

 といってもなにも私が特別不幸な娘時代を送っていたというわけではありません。

戦争時代のことは別として、私は一見、しあわせそうな普通の暮しをしていました。好きな絵を習ったり、音楽をたのしんだり、スポーツをやったりしてよく遊んでいました。

 けれど生活をささえている両親の苦労はさほどわからず、なんでも単純に考え、簡単に処理し、人に失礼をしても気付かず、なにごとにも付和雷同をしていました。思えばなさけなくもあさはかな若き日々でありました。

 ですからいくら私の好きなももいろの洋服が似あったとしても、リボンのきれいなボンネットの帽子をかわいくかぶれたとしても、そんなころに私はもどりたくはないのです。

 ましてあのころの、あんな下手な絵しか描けない自分にもどってしまったとしたら、これはまさに自殺ものです。

 もちろんいまの私がもうりっぱになってしまっているといっているのではありません。だけどあのころよりはましになっていると思っています。そのまだましになったというようになるまで、私は二〇年以上も地味な苦労をしたのです。失敗をかさね、冷汗をかいて、少しずつ、少しずつものがわかりかけてきているのです。なんで昔にもどれましょう。

 少年老いやすく学成りがたしとか。老いても学は成らないのかもしれません。

 でも自分のやりかけた仕事を一歩ずつたゆみなく進んでいくのが、不思議なことだけれどこの世の生き甲斐なのです。若かったころ、たのしく遊んでいながら、ふと空しさが風のように心をよぎっていくことがありました。親からちゃんと愛されているのに、親たちの小さな欠点が見えてゆるせなかったこともありました。

 いま私はちょうど逆の立場になって、私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。

 これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。

大人というものはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることなんだと思います。

 

 

 

「いわさきちひろ...」の画像検索結果

 

 

 

 

 

宇宙につながる青


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ブログ用に写真はいっぱい撮ってあるけど、全然書くモードにならない。 

文章が、思い付かない。

疲れすぎてるみたい。

 

今日このタイミングでヒプノしてもらえたのはギフトなのかもな。まだまだ、なにかに守られてるよ。わたし。負けないもんね。

 

 

白い天幕。

夜明け前のような、矢車草のような、透き通った青に包まれた世界。

てっぺんが、武道館の屋根みたくシュッと尖っている。金の玉ねぎはないけど(笑)

 

そこに、水面に映ってキラキラ光っているような、揺らめく太陽の光が見える。

寝転がって、青に包まれ、守られてるわたしの意識。

 

 

考えるな、感じろ!

と繰り返し言われてることをまた言われる。

上も下もなく。

内も外もなく。

すべてはひとつでつながっている。

裁かれることもなく。

厳しく、優しく、母のようにただ見守られている安心感。

 

わたしのすること。

ライフパーパスカードというカードでズバッと出ていた。

応援されてるよなぁ。と思う。

 

うっすらとしか書けないけど。

意味不明な記事だけど。

またかける日が来たら真面目に書くよ。

ひとまず自分メモ。

大御所さん、ありがとうございました(笑)

 

カイヤナイトの青い夜


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昨日はかなりひさしぶりにヒプノをかけていただいた。

 

扉を開けると、青い布で閉ざされている。

その布をフーッとめくると、透き通った青い夜だった。人間じゃないみたい。

精霊?

ただただ静かで穏やかな夜。

 

ファンタジーっぽいような、ネパールっぽいような、不思議に明るい夜の山々を、飛びながら見ていた。

 

高度がかなりある景色。

トロールをしているらしい。

 

相変わらずあやふやな世界観で確信が持てない。精霊を生み出しているのは山の源にある意識体だというので、その源の意識に行ってもらった。

 

その場所がたまげた。

わたしがいるのは、一面水晶の部屋っぽいのだが、水晶の壁?のまわりは燃え盛る炎に包まれていて、それが、ユラユラ揺らいでいるのが見えた。

 

うーん、妄想?(゜-゜)

でも想像すらしてなかった光景だ。

石英と、マグマ。

地球の核だと思った。

地殻は水晶。

その下はマグマ。

その下にさらに水晶?

 

その場所の静かな意識が忘れがたい。

静かで美しく、調和が取れて、少し悲しい。

人や何かを裁くという意識の微塵もない世界。

 

人間は地球の一部。

繰り返し伝わってくるのはそのこと。

 

気づいた人から動け!の合図。

どうやら、その使命の証がカイヤナイトだということらしい。

 

自分だけで独り占めして深めていくのではなく、シェアしていけ。ということみたい。

 

よくわからなくなってきたよ、書いてても。

信じるか信じないかはアナタ次第(笑)

 

ちなみにこのカイヤナイトを見た甥っ子は開口一番「サンマ?」って言ってました。

 

気づいた人から行動して広げる。

嘘をつかない。

差別をしない。

地球の、一部である人間という自覚。

環境を汚さない。

自分のことしか考えない行動はよくない。

 

国も地域もなく、地球の調和という全体の目的のための意識。

 

怪しさ全開ですが、独り占めせず書けと言われてるようなので、書きとめておきます。

 

星野道夫「極北に生きる人々」

 

極北に生きる人びと―アラスカの詩

極北に生きる人びと―アラスカの詩

 

 数週間前に読んだこの本。

何より写真がいい。

 

本編に収録されているお話は全て読んだことのあるものだったが、写真が伴うとまた良さが何倍にも何十倍にもなると実感する。

 

カリブーの群れ。

青々として滔々と流れるシーンジャック川。

人々の飾らない笑顔。

人と人とのあたたかな関わり。

 

日常の雑事にまみれて、魂がスカスカになってきたとき。 

いつも星野さんの文章と写真を、彼の生きる姿勢を思い出す。

心の奥底にある彼の言葉に思いを馳せるとき、いつもそこは決して枯れることのない森の奥深くの澄んだ泉のように、わたしの魂を潤してくれる。

 

自分の信じるもの、美しいと思うものにアクセスする癖をつけようと思う。

残酷な殺人や、悲しい自殺のニュースだけが決して全てではないのだから。

自分に余力を残す

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GW中アホのように働きすぎて、抜け殻になっていた昨日と今日。

11時間死ぬほど忙しい洗い場をほぼぶっ通しで働いたりしてて、手がグローブのようにパンパンになってしまった。腰もギリギセーフでなんとか持った。

 

派遣のバイトって初めてしたけど、要するにきつくて誰も続かないような仕事を派遣に頼んでる側面が多々あることを発見。

あたいがアホだった。

 

だけど真面目に働いてたら、4日しかいないのになんとなくキッチンのみんなと連帯感が生まれて、最後、「本当に助かりました」「GW中の救世主でした」と、年下の社員の子にまで言ってもらえてうれしかった。

 

私の中で、繁盛店のキッチンの洗い場とか、トイレ掃除の仕事とか、ある意味社会の中ではかなり下の方に位置する職種だと感じている。

そこで働く人をさげすんでるとかじゃなく、ただ、自分もその立場に身を置いたことがあるからこそ、きつくて誰もやりたがらない仕事だとわかる。

だけど、そこに身を置いて初めて見える世界もある。

 

同じ作業をしてても雑な人、丁寧な人、人に対する接し方、お願いの仕方、気の遣い方、仕事のできる人とできない人の違い。容易に軽んじられるような立場にいるからこそ、そんな下々の立場にいる自分に対する人の人格や本性がこれほど如実に表れる仕事もないよな~、と思った。

久々飲食店のスピード感に触れて、まじ無理!!って思った(笑)

しんどすぎる。削られすぎる。

ここでやってた自分すごい、って思った。

 

だけど、やりすぎはやっぱよくないね。

自分をあまりに疲れさせ過ぎた。と反省。

最近スカスカになるまで自分を消耗させるようなことばかりしていて、さすがに反省している。

 

やっぱ、自分に余力は残しとかなきゃだめだ。

通勤の電車の中で、これから「12時間ぶっ通しで死ぬほど忙しく働かなきゃ」と思うと、明らかに遊びに行く子供連れの家族に席を代われない自分がいた。

2,3歳の男の子とお母さんと、ベビーカー持ったお父さん。

「ごめん、いつもだったら代われる!だけど今日は勘弁して!」って思ってたら、隣に座ってたおばあさんが代わっていた。

まあ、おばあさんも家族連れもわたしより全然早く3駅くらい乗って降りてったけどさ。

 

自分に余裕があるからこそ、人は人に優しくなれる。

だから、なんでもかんでも頼まれたことを引き受けてたらだめなんだな~。

相手のためを思ってやってあげすぎて、自分がへとへとになるようではまだ修行が足りないのだ。

 

自分をもっと大事にしなくちゃ。

無理しすぎない。

自分を疲れさせない。

それが世のため人のためだと学んだGWの雑感でした。

 

答え合わせは死んでから



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GW中唯一楽しい予定が入っていた今日。

小さな美術館のテラス席で、おしゃべりと緑と風を堪能してきた。

最近いちばんしたかったことかも。

風も光も緑もキレイで癒やされた。

 

おしゃべりの相手の年上の友人は、ナチュラルに名言を発する人で、今日も何度もメモメモ!な場面があった。

 

わたしたち、見えないものを扱う不思議な世界で出会った仲間だけど、地に足のつかない怪しいキラキラスピリチュアルが大嫌いで、よくその話をする。

目に見えなくても、確かにあるものは世の中にたくさんある。空気も、電波もそう。技術もそう。

オーラや気もそうだ。

 

だけど、その期待感を逆手に取ってお金儲けするやり方はどうよ?と熱く語らった。

 

わたしは、幽霊もオーラも前世も一切見えない。だけど、見えない世界はあると思って生きている。

 

いろいろなやりたいこと、今後やろうと思って、失敗が怖くて自信がなくて踏み出せないでいるわたしに、彼女がよく言ってくれる。

やってみてどうかなんて、やらないとわからないし、死ぬときに後悔しないようにしな!と。

 

答え合わせは死んでから。

 

今すぐに、結果なんて見えない。

自分が合ってたか、間違ってたかなんてわからない。

答え合わせは死んでから。

 

いい言葉だな。

がんばろうっと!



 
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