このブログで話したかどうか忘れたけど、縁あって今、学校で働いてる。
教員免許もってないのに、子どもたちに先生!って呼ばれてる。
今日は土曜授業で、火おこし体験だった。
七輪で、炭から火を起こして餅を焼いた🔥
公開授業で、親御さんたちもたくさん来ていた。
子どもたち、大喜び💕
わたしは火おこしのサポートと、片付け担当。
子どもと親たちが帰った後、担任の先生たちと理科室で立ったまま、餅を食べた。
紙コップに餅を入れて、しょうゆを垂らして。
おいしかった。
わたしが感動するのは、子どもたちの喜ぶ様子よりも、先生たちのがんばりなの。
朝、6時40分とかに準備のために来て、片付けも大変だった。
残業代なんてでないよ。
なんなら、餅のお金だってポケットマネーで親の分まで買ってるのよ。
それでも、子どもたちに体験させてあげたいって気持ち。熱意。愛情。
七輪なんて、めんどくさいから、べつにやらなくてもいいのよ。
先生の熱量次第だよ。
やろうと思ったら、準備も片付けも大変なんだから💦
それでも、やらせてあげたいっていう気持ち。
わたし、その想いがありがたくてこうべを垂れたくなるの。
みんな楽しそうで、喜んでてよかったね!!
って先生が言ってるのを見て、尊敬と感謝で泣きそうになるの。
世の中に、何の見返りもなく、自分の仕事量が増えてもこうやってがんばっていてくれる人がたくさんいる。
それは、ニュースにはならない。
悪いニュースばかり流して、学校や先生の立場を悪くする。
わたしは、中にいるけど外の人だから、いろんなことがよく見える。
今の学校の先生たち、全員いい人。
みんなすごく頑張ってる。
すごくよく働いている。
でも、感謝の声よりクレームのが耳につく。
報われなさのほうが多いのが現場のリアル。
学校だけじゃなくて。
役所でも病院でも、どこでも一緒だと思うんだ。
こんな腐った社会のシステムの中で、善なる炎を燃やして働いてる人が、この世の中をギリギリ正常に保っているのだ。
この枠組みの中で、負けずに人間らしく、炎を燃やし続けている名もない人たちが、崩れかけたこの世の中を支えてくれている。
感謝しかない。
今日の餅焼き体験は、みんなの一生の思い出になったと思う。大人になっても覚えているのって、机に座ってやった勉強じゃなく、五感の全てを使って楽しんだ、大変だった経験だと思う。
五感。
体感。
そういう経験を奪って、バーチャルへとどんどん傾いていく世界。
でもね、本当に印象に残るのは。
思い出になるのは。
めんどくさくて、大変だったこと。
自分が体験したことだけ。
自分の海外旅行とかの経験もそうでしょ?
スムーズにいったことより、トラブルのほうが、大変だったことのほうが、あとからずっといい思い出になる。
わたしたちは地球に、わざわざ肉体を持ってやってきて、そういう大変な思いを体験しに来てるんだな。って、帰りのバスの中で思った。
火を起こすのが、大変だった!
煙が臭かった。
火が熱かった。
もちが焦げて苦かった。
それは全部、テレビで見ててもわからないこと。体験して、体感しないとわからないこと。
人間の能力って、やっぱり体感していかないと開いていかない。
なんか、とても勉強になった一日でした😊
そしてわたしは、学校にいるかぎりは。
全力で、先生の影の応援団でいたいな。と思った一日でした❤️