深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

ふつうってなんだ?

一週間のうちに二人。

心を病んで休職中の友達、通院しながら仕事復帰してる友人の話を聞いた。

 

悲しみと怒りでなんだか泣きたくなった。

まじめで、人の痛みがわかって、やさしくて、責任感も強く、誰にも迷惑かけずにがんばっている友人たち。

 

悪いのは明らかに彼女たちじゃないだろう。

その、友人たちのまわりにも病んでいく知り合いの話が広がっていく。

 

おかしいだろ、そんな世の中!

間違ってるだろ、この社会のあり方!

 

そもそもなんでそこまでしてがんばらなきゃいけないの?

労働に見合った給料も支払わないくせに、人の善意を利用して、それを当たり前のようにアテにして成り立つシステム、その勤務内容自体がおかしいでしょ!

 

わたしたちは、何を目指して生きているのか。

人と同じにやれないたくさんの「わたし」はダメなのか。

 

なんだか、心の底から

怒りがフツフツと沸き上がってきて書かずにはいられない。

 

バタバタと病んで倒れていくまじめでやさしい働き盛りの若者たちの存在。

その現実の、重みをもっと、みんなが受け止めないと、日本全体が崩れるんじゃないかと思う。

 

 

一言でいえば、余裕がないのだ。

社会全体に。

ふつうにやってできないことを、できてあたりまえ!と強いる世の中についていけなくなったら、みんなどこかで壊れてしまう。

 

なんだか悔しい。

もうそれならべつに、ふつうじゃなくていいよ。ふつうであることを監視し合う社会から、自由になりたいね。