悲しいことがあった。
激しくはないけど、ゆるやかに、じーんと細かく振動してくるような悲しさ。
わたしの中で、とても大切で、大きな存在だった人との関係に、心の中で一区切りをつけた。現実に縁を切ったわけでもなんでもないけど、なんだか感慨深い一区切りだ。
一番苦しくてもがいていた時期に、助けてもらった人。今の生き方、信念になるような、ベースとなる教えをたくさん惜しみなく与えてもらった人。たまにしか会わなくても、ゆるく細くでも、ずっとつながっていけると思っていたけど、道は分かれてしまったようだ。
悲しいけど、仕方ない。
自然な流れ。
きっとこれは、意味のあるさよならなんだと思う。
いろいろとやり切れない思いはあるけれど、それは自分の中で整理して、消化して、次に進めるようにしていこう。
わたしの人生に、光と学びをくれた人。
あなたの歩く未来の道を、清らかな祝福の光が溢れんばかりに照らしますように。
せめて最後はそう祈ります。
今までしてもらったことの、たくさんのありがとうの代わりに。