深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

梅とさぼてん

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大宮第二公園に梅を見に行ってきました!!

駐車場も並ばずに入れて、梅も満開で、空も青くあたたかで、天国かと思うくらい

幸せだった。

白と桃色の梅が連なって空に向かって満開の花のついた枝を広げる様は本当に

美しい。桜よりも梅のほうが起源が古いというのもなんだかう頷ける。

それを老若男女入り乱れて穏やかに鑑賞するってのがとてもいいよね。

みんなの梅を愛でる表情が素敵だな、と思いました。

梅まつりの季節に同時開催される陶器市で、お気に入りのごはん茶碗も見つけたし

大満足な梅まつりでした。

 

そんで、夜は急遽、昔のアルバイト先の仲間たちが集まって、たこ焼きパーティー!

いきなり今日の昼に決まったので何の準備もしてなくてあわあわ。

でも笑ってしゃべってとてもとても楽しい夜になりました。

 

わたしは、このバイトで人生救われたと思ってる。

父が亡くなった後の社会復帰のリハビリをさせてもらった。

もう自分に自信がなさ過ぎて、社会にまた戻れる気がしなくて、怖くて、

でも何か動かなきゃと思って始めたバイトだった。

 

砂漠によくある植物の名前をしたとんかつやさん(笑)

テイクアウトのみのお店だったけど、みんな優しくて、あたたかくて、それなりに頼りにもされて、少しずつ自分を取り戻すことができた場所だった。

今でも本当に感謝している。

今日家に来てくれたのは、その中でも特に仲良しで大好きだった、恩人のような二人。

一人は68歳。一人は25歳。わたしは31歳。

バッラバラでしょ。

 

妹みたいに仲良しの25歳の子に、遊びにおいでよ~と連絡したら、

心の拠り所だったそのお店が今月いっぱいで閉店だと知らされて、その子がちょうどお店に行くところだったから、まだ現役で働いててその日シフトに入っていた68歳の人にも声かけてみるね!といって家への突撃訪問となったのでした。

 

68歳のEさんはね、とにかくみんなのお母さん的存在。太陽みたいな人。

明るくて世話好き。人の悪口は言わない。人一倍働く。とにかくとにかく「与える人」

そしてそれを「恩に着せない」。びっくりするくらいタフ。

「大丈夫よぉ~」が口癖。

すごい。尊敬する。

 

いつも一緒にシフト入った日のお昼はわたしの分もヨーグルトをおやつに持ってきてくれたし、トン汁も何回もおごってもらった。

おなかがよじれるくらい笑わせてもらった。天然さんなので。

 

25歳の子は、他人とは思えないくらい最初から気が合って、何回もお泊りしあってる。

この子の人懐こさと、頭の回転の速さ、手先の器用さはすごい。そして何より、年配の人にとにかくかわいがられる。核家族で育ったわたしとは明らかに違う、年配の人との壁のなさ。

うらやましい。いつもわたしを立ててくれてるけど、本当はわたしなんかより精神的にずっと大人なことわかってるよ。Sちゃん、いつもありがとう。

 

みんなでお互いの現状報告したり、バイト先の思い出話したりして、とにかく笑った。

いい夜だった。

いざとなったらいつでも帰れる、と思ってたバイト先がなくなるのはとても寂しい。

でも、ふつうにお勤めしてる人から見たら、あり得ないくらいに仕事が続かない、ダメ人間のわたしにとって、あのバイト先は心のオアシスで、支えだった。

感謝しかない。

もう一度、社会に羽ばたけるようになるまで(その後も大して羽ばたけてないけど)

やさしく羽を休ませてくれた場所。

ありがとう。

 

明日、最終日に買いに行くお弁当はもう決まってるんだ。

絶対にカキフライ弁当にする!!