混沌とした毎日を送っておりました。
時間はあるけど、うまく使えずなんとなく集中できず、書きたい気持ちはあるけど全然書けなくて。
その間に本は8冊くらい読み終わってるし、映画も3つ見た。
たまりすぎると、めんどくさくて逆に書かなくなる、の悪循環。
ご心配おかけしましたが、バイト決まりました。
久々に夜のバイトだからリズムがなかなか作れず、やたらぐったり疲れています。
怠けてだらけたツケが回ってきた~(+_+)
さて、もう書かずに図書館に返そうかと思ったけどいちをさっくり感想いきましょうか。
安東みきえさん。
とても好きな児童文学の作家さん。
またまたファンタジックなタイトルですね。
ゆめみの駅 遺失物係 (teens’ best selections)
- 作者: 安東みきえ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2014/12/11
- メディア: 単行本
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主人公の女の子は中学生。
学校帰りの田舎のローカル線の中で、うっかり「失くしちゃった」という独り言をもらして、それをそばにいた乗客のおばあさんに聞かれてしまいます。
おばあさんはその独り言を受けて、
「ね、いしつぶつがかりにお行きなさいな」と言うのでした。
「いしつぶつがかり」はどこの駅にでもあるわけではないのですが、おばあさんは次の由米美濃(ゆめみの)駅にはあるよ、と教えてくれます。
女の子は由米美濃(ゆめみの)駅で降りて、「遺失物係」を見つけたのでした。
中には、「おだやかな澄んだ声」をした若い男の人が一人。
そこは、拾われて届けられた物語が全部保管されているという不思議な場所でした。
女の子は月曜から日曜まで毎日ここへ通い、若い男の人に一話ずつ「拾得物語台帳」におさめられた物語を読んでもらいます。
さて、女の子の失くした物語は見つかるのでしょうか?
というお話。
女の子はね、内気で、友達もあまりおらず、学校もそれほど楽しくないというちょっと影のある設定です。夢見がちで、女子同士のポップな会話(アイドルとかテレビとか)について行けず、心を少し閉ざしたイメージ。THE 思春期!
うん。これは思春期真っただ中に読みたい話だな。
それも、集団生活苦手なタイプの思春期少年少女にうってつけだね!
おばちゃんになると、この繊細さがちょっとむずむずして、真正面から感情移入できない感じが悔しいわ!
でも、この繊細さがとっても魅力的なお話です。
最後の日曜日に聞かせてもらう「青い人魚とてんとう虫」というお話がとても美しくて、読んでいて目の前が透き通るような青い光で満ちてくるような気配が感じられる。
あんまり、明るくて元気な本が読みたくない少し暗くて静かな気分の時に読むと、いい感じで物語の雰囲気にフィットして、世界観の中にふっと入りこめて楽しいのではないでしょうか。
くぅ~(>_<)
やっぱ、読んですぐのフレッシュな気持ちで書かなきゃいかんね!
このあと「あれもしてこれもして」仕事行かなきゃ!と思うと微妙に焦っちゃって集中できん!ほんと、一つのことしかできないぶきっちょな自分が悲しいぜ!
書きたい本たまってるんで、時間の使い方を自分なりに工夫しつつ、ちょびちょび書こうと思います。そして、うまくいかず、自己嫌悪・・・の繰り返し・・・(笑)