深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

本が読めない期

本が読めない期に突入中。

単純に時間と気持ちに余裕がないのもある。

集中できない。

 

今週は日曜まで予定がギチギチなので、もう一回読み返したいと思ってた図書館の本を返してきた。

 

読み終わった本をメモ。

 

◆人魚の島で(シンシア・ライラント)

 

人魚の島で

人魚の島で

 

わたし、シンシア・ライラント好きなんだよね。理由はわかんない。

 

ただただ、好き。

なんとなく寂しい。

寂しくて。懐かしい。

郷愁を感じさせる。

ヴァンゴッホカフェとかも好きだった。

生と死の境目が曖昧なお話が多い。

短編から中編が得意な作家さん。

ささめやゆきさんの絵がまた本当によく似合う。お話と一体化した、すばらしい挿し絵。

 

シンシア・ライラントって、きれいな響きの名前だと思う。

 

 

◆吹上奇譚 第一話(吉本ばなな

 

わたし、この本発売されてたことすら知らなかった!久々、借りた日に家帰って速攻むさぼり読んだ本。

面白かった!

 

思ったほど感動はしなかったけど、見えない世界のいろいろなキーワードが散りばめられていて、それをおとぎ話の設定で今の世の中に書き残しているばななさんは、やはり偉大だと思った。

 

この本のなかみたいに、登場人物みんなが純粋でいい人だと生きやすいだろうね。

第二話も出てるようなので、読みたい。

 

 

◆一生、自分の足で歩く本(坂詰真二)

 

勉強になる。

まだ読み終わってないけど。

現場で見て、本当に悩んでることがそのまま理由や原因、解説とともに書いてあって、勉強になる。

 

ちゃんと自分が人に説明できるレベルまで落とし込まないと!ただ、日ごろ自分が話してる大まかな説明は合っているようなので、一安心。

 

自分の体は自分で守るのよ。

わたしたちの細胞のひとつひとつに、神様もご先祖さまもいる。

 

心と体を自分で大切にすること。

自分も人も喜ばせることが、「神ながら」の生き方。そうできるような、自分を作ることこそが、生きてる間にわたしたちがすること。本当の意味での修行。

滝に打たれなくても、日々の生活のなかでやるもの。その努力と心がけが、死後の自分の世界をつくっている。

 

矢追日聖さんは、「神ながら」とは「自然主義」のこと。とわかりやすく言い換えて伝えてくださっている。

 

「不自然」なことをしないこと

「流れに身を任せること」

 

シンプルに生きたい。

って、ここ二週間くらいなぜか切実に思う。

前から思ってるけど、切迫感アリ。

 

裸1つで自分にできることってなんだろう。

なんにもなくなったときに、残るもの。

捨てられるだけ、捨てなくちゃ。

そうしないと、たぶん次の世界に入れない。

 


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