深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

新嘗祭

 

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戦後 11月23日=勤労感謝の日

戦前 11月23日=新嘗祭

 

なぜみんな、ハロウィンは知っていて、大好きで、大騒ぎしているのに。「新嘗祭」は知らないのか。

 

たまたまだと思いますか?

なんとなくだと思いますか?

 

陰謀っぽい話の続きが全然かけてなくてごめんなさいなんだけど、たまたまじゃないんだよ。メディアはある一定の層の人達に都合のいい情報しか流しません。

そしてその一定の層の人達には、とてもはっきりとした「意図」があるのです。

 

天皇の一番のお役目であり使命とは、なんだかわかりますか?

天皇は、日本という国の安泰と国家の繁栄を祈念するための祭祀王です。

新嘗祭は、日本という国が生まれたはるか昔から続く伝統行事です。

五穀豊穣と国の平和を祈って天皇陛下は夜通し祭祀を行われます。

 

 

新嘗祭を知っている人は、日本人の何割なんだろうね。

わたしも自分で興味を持って調べるまでは知らなかった。

知る機会がないものね。

GHQの政策の一つだからね。

皇室と国民との関係を断つこと。

それは、もう二度と欧米に歯向かうような団結をさせなため。

逆を言えば、それほど日本人の「和」の力、「団結力」は恐れられているということ。

 

国民が新嘗祭のことなんて忘れちゃって、3連休を浮かれポンチに過ごしている間も、天皇陛下は人知れず、日本人全体のために祈ってくださること、ありがたいと思います。

今上天皇新嘗祭をなさるのは今回が最後でしたね。心の中で、感謝の気持ちをお伝えしたいです。今上天皇は、宮中祭祀に熱心に取り組まれることで有名でした。

来年からはどうなるんでしょうね。

とても大きな変化の年になることに変わりはなさそうだけど、一人一人の心のあり方が現実に、より鮮明に反映されていきそうな気がする。

 

明月堂書店 – 「天皇を読む」第6回 たけもとのぶひろ【第123回】 – 月刊極北

 

 

自然災害が起きたときの、天皇陛下のお言葉の中には「国民に寄せる深い心がある」とわたしは感じます。でも、政治家にはその「心」は感じない。

天皇陛下はきっと、「自分の祈りが足りないから、災害が起こってしまった」という「自責」の念があるからこそ、あのように深く心を寄せ、ご高齢のお体をおしてまで被災地に出向かれるのではないか。と、個人的に思うことがあります。

真実はどうかわからないけれど。。

日本という国は、ずっと昔から、「祈り」の力で国を守ってきた。

それは紛れもない事実だ。

それが嘘なら宮中祭祀などとっくになくなっているだろう。

 

そして国を守る祈りは、天皇陛下一人でできるものではない。

その天皇陛下を親のように慕い、敬い、一致団結して祈る国民の力の集合体が大きな想念となって国を守るのだとわたしは思う。

万葉集に「国誉めの歌」があるのは、「言霊」の霊力を古代人が心から信じていたから。その土地をほめたたえることで、豊かな恵みをお与えください。と見えないものに向かって、本気で信じて祈っていたから。

 

わたしは思想的に右でも左でもなく、ただ事実としての古神道のあり方や日本人古来の精神性について勉強した結果、そんなふうに思います。

 

これを読んだ人のたったひとりでもいいから、これまでみんなのために、夜の皇居の寒い神嘉殿の中で孤独に祭祀を行ってきてくれた天皇陛下に心を寄せてほしいなと思います。

 

 

平成がもうすぐ終わりますね。

大きな時代のうねり。

 

TPPはどうなるのかな。

日本の食の未来はどうなるのかな。

 

世界はたしかに一つだけれど。

一番大切なのは自国民の幸せありきだということ。

それを犠牲にして他国のために尽くすのはただの奴隷だとわたしは思う。

 

なにかの歌に歌われていたように、「国」が滅びたあとにも「国民」はそこで生きて行かなきゃならない。そこに豊かな「山河」があれば生きて行けるだろうけど、それすら奪われたとしたらどうやって生きて行くのか。日本の「水源」が外国にどんどん買われています。そして、原発の汚染水は海に垂れ流されていますね。

 

わたしたちを、生かし育んでくれる日本国の大地を、古来は「祖土(おやつち)」と呼んだ。そして、その大地を、私たち一人一人の先祖を、そして生きとし生けるすべてのものを生かす宇宙の力を「御祖の神(みおやのかみ)」と呼んだ。

わたしは「みおやのかみ」が表す意味は決して「天皇の先祖」だけを指すものではないと思う。

 

書いてる間に熱くなって、なんだか深刻になってしまった。

わたしは日本が好きです。

最後のひとりになっても、祈りたいと思う。

たとえ無力な悪あがきにすぎなかったとしても、祈らずにはいられないと思う。


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