今日のわたしは本気です。
このブログでこんなふうに言うのはたぶん初めてだと思う。
どうか、この動画を見てください。
そして、知ったことを多くの人に広めてください。
これを読んでくれたすべての人に心からお願いします。
わたしが、この記事でこれから書くことをできる限り拡散してください。
間違ってることがあるかもしれない。
この問題提起をするにはわたしはあまりに力不足です。間違っている部分については素直に訂正したいと思っています。
信じてもいい。信じなくてもいい。
疑っていい。むしろ、すべてを疑って調べ、自ら判断することが大事。
興味をもつきっかけにしてほしい。
意識のアンテナに触れさせてほしい。
食に興味のある方。
小さなお子さんがいる方。
そのほかすべての日本人が知らなくてはいけない情報だとわたしは思います。
お断りしておきますが、わたしは政治的に右でも左でもない。
ただ、事実をありのままに知りたい、見つめたいと思っています。
そして、今までもこれからも、いかなる政治・宗教団体や特定の思想を持った人たちとつながることは絶対にありませんし、それを誰かに強要することもありません。
わたしはただのビンボー人の既婚子なしのパートです。
今は念願のマッサージを仕事にしています。
それまではずっと飲食店で、数えきれないほどの様々な年齢、職業の方と接してきました。
法政大学人間環境学部を卒業し、文系の立場から環境問題を学びました。
「日本人の自然観」が卒論のテーマです。
ゼミは3つ所属していましたが、そのうちの2つは元環境省で働かれていた先生の研究室でした。卒業してからも、個人的に趣味で日本人のルーツや食の問題、健康、体のことなどについて勉強しています。
ここで述べることは、わたしが個人的に一人で調べ、勉強し、様々な分野の本を読んだりして自分の中で「いいと感じた」こと、「大切だと思ったこと」として提示します。
わたしも勉強し始めたばかりで全然詳しくありません。
だから、山田氏の動画の内容を要約しつつ書かせていただきます。
知ったうえで「うそでしょ!」!「バカじゃないの?」って思ってもらってもいい。
知ったうえでどうするかはそれぞれの自由です。
それでも、一回知ってほしいのです。
日本の食の安全についてです。
この情報を「いま」一人でも多くの日本人が知るか知らないかで、日本の食の未来は確実に変わります。
たぶん、今がギリギリ間に合うかの瀬戸際で、正念場です。
この動画でお話されていることは、わたしたちが何も知らないところで進められている「TPP」をめぐり、嘘ではなく現実のこととして現在進行形で起きていることです。
TPPが効力を発し、本当に動き始めたら、日本の「食の安全」は完全に終わります。
昨日この方の動画を拝見しました。
山田正彦さん。
元農林水産大臣で、弁護士でもいらっしゃる。
ほとんどのTPP閣僚会議に行かれ、実際にアメリカの関係者とお話されています。
「日本の種を守る会」を発足され、各地で「日本の食の安全を守るため」の講演や活動をされています。
わたしは、TPPについて、いつか勉強しなきゃな。
たぶん「やべ~やつ」だしわたしは基本「反対」だろうな。
くらいにしか思っていませんでした。
昨日動画を見つけたのはほんとうにたまたまです。
マニアックにいろいろ調べるのが好きなんです(笑)
そして動画を見てしまった今、なにかせずにはいられなくなりました。
いてもたってもいられないので、こうしてブログを書いています。
なぜか。
いま一人でも多くの人が知れば、まだ間に合うと思ったからです。
まず、種子法とはなにかについて、下記のリンクで詳しく説明されているので読んでみてください。
タネは誰のもの? 「種子法」廃止で、日本の食はどう変わるのか――種子の専門家に聞く|KOKOCARA(ココカラ)−生協パルシステムの情報メディア
種を制する者は食糧を制する
食糧を制する者は世界を制する
【種子法とは】
米、大豆、麦などの日本の主要な農産物を100%国産で守ってきた法律です。
日本の主要な農産物、伝統的な固定種を国が管理して、維持し、優良な品種を開発して、各都道府県を通じて農民に提供し奨励する、ことを定めています。
国が、責任をもって国民に飢えが無いようにずっと管理してきた。
この大切な法律が、2018年4月に廃止されています。
繰り返しますが、今日のブログで書いていることは山田氏の講演動画の要約です。
その中でお話されていることを、なるべく簡単にまとめたいと思います。
まず、日本で何かが決定され、実際に運用されるときに効力をもつ順番はこんな感じです。
【効力の順番】
↓
条約
↓
国内法
↓
地方の条例
6300ページあるというTPP協定のうち、きちんと日本語に訳されて公にされているものはわずかだそうです。
トランプがTPPから離脱したのに日本は批准した。
(つまり、大統領や政府とべつのところに、TPPを推し進めたい権力者がいるということになる。それは、アメリカの一部の大企業です。)
2017年、政府は森・加計問題のどさくさに紛れてTPP関連法案11法案を通した。
その前の年の2016年、日本がTPP協定に署名する時に「TPP協定並行会議に関する日米交換文書」を交わしている。
「日本政府は米国投資家の要望を聞いて、各省庁に検討させ、必要なものは規制改革推進会議に付託し、同規制改革会議の提言に従う。」
アメリカの大企業600社がTPPを主導していると言われる。
この文書は、公になっており、調べればネットでみることができるそうです。
種子法廃止を含むTPP関連の法律案は、「規制改革推進会議」から始まり、まず閣議決定されたのち、森、加計問題の合間にわずか5時間の審議であっさり可決、成立した。
日本農業の舵切り替わった──種子法廃止は民間参入促進? それとも外圧? | THE PAGE(ザ・ページ)
【野菜の種について】
野菜の種子の9割は、現在外国産になっている。
野菜の種の価格
30年前 → 一粒1円か2円
今 → 一粒40円から50円。
【日本モンサント】
巷で話題のモンサント社についてまとめてみた - NAVER まとめ
日本の野菜の種子は、この日本モンサントで作っている。
我々(日本モンサント)が委託生産し、委託販売している。
現在種子市場はモンサントとバイエル、デュポンなどの6社で世界シェアの8~9割を占める。
【F1種の米を広げようとしている日本政府】
* ふつう作物の種は毎年とれます。だけどF1種はその年1年しか使えない。つまり、自然にできるはずの種ができず、種の権利を独占したある一部の「企業」から買わなくてはいけない。そして、独占した民間企業は種の価格をいくらでもあげることができる。
近頃のおかしな野菜たち ~F1種という野菜は一体どんなものなのか?~ – 子育てメディア
三井化学「みつひかり」
F1種。政府は宣伝して回っている。「民間でもいい品種があるよ~」
注目すべきはその価格。
こしひかり1キロ500円
みつひかり1キロ5000円。
日本モンサントがつくった「とねのめぐみ」
会社はF1ではない、と言っている。
でも、実際のところどうなのかは検証されていない。
〇住友化学「つくばSD」とモンサント「とねのめぐみ」の契約書 に書かれた文言
化学肥料、農薬とセット、一粒たりとも残さず、指定された場所に売らなきゃいけない。
契約に反したら賠償金。
一定の出来高より収量が下がったら、天候不順だろうとなんだろうと、生産者が賠償責任を負わされる。
日本モンサントの指示に従わない場合は賠償金を負う。と契約書に記されていることを山田さんは実際に農家の方に契約書を見せてもらって確認した。とおっしゃっている。
*とねのめぐみは、最初の種子は無料。
*日本の畑は生える雑草も土壌の成分もそれぞれ違う。
→同じ農薬、肥料は効かない!
日本の伝統的な米の品種は今300種。
今、日本の在来種は全部で5万種ほど。
【農業競争力強化支援法】 *2017年8月から施行されている
種子法廃止と一緒にどさくさで通った法律。
〇 銘柄が多すぎるから集約するというのがこの法律の目的。
農家はこの一部の集約された種を牛耳る企業から「いちいち」高いお金を出して種を買わないと米を作れなくなる。
〇これまで積み重ねてきた原原種の治験をすべて、民間に提供するという法律(国内外問わず!!)
知的財産権が内外無差別、「モンサント」「デュポン」にも情報はだだもれになる。
(例)メキシコ原産のトウモロコシ
生物に対する特許権がメキシコには当時なかった。
メキシコ原種のトウモロコシを、モンサント、デュポンなどがゲノム解析して、特許申請した。
もともとメキシコのものなのに、現在、これらの会社に特許料を払わないと種が買えなくなった。
日本の米もそうなる。
フィリピンの米農家も現在アメリカに特許料を払って生産している!
【日本で試験栽培される遺伝子組み換えの米】
日本ですでに遺伝子組み換えの米は試験栽培されている。
政府も米だけで70種の開発、試験栽培を承認している。
農家が遺伝子組み換えの米をつくりたいと言ったら?
【カルタヘナ条約】
生物多様性を守るための条約。
しかしこれもすでに改正されている。
遺伝子組み換えなどのわけのわからない「不自然な」品種が自然界に広がって生態系をめちゃめちゃにしないように、守る。
環境を壊す危険のある種は回収して撤去する。という法律。
自然界にあるものはこの条約にあてはまる。
だけど、作物については交雑OK。あてはまらない。
遺伝子組み換え食品を「食品安全委員会」は安全だと言っている。
欲しがっている農家に拒む理由はない。
アメリカの遺伝子組み換えの種は高い。
6社で占領している。いくらでも種の値段を上げられる!
【遺伝子組み換えの表示について】
現在、日本で 遺伝子組み換え食品は、5%以上の混入の場合表示が義務付けられている。
しかし、法律での義務付けではない。
内閣の閣議決定で決まる。
安倍政権はこの遺伝子組み換え表示をやめるだろう。
アメリカでは州法よりも上の効力をもつ連邦法で「遺伝子組み換え食品の表示ができない」と決まった。
日本でもそうなるだろうと考えていた方がいい。
TPP協定の中の文言にこうある。
・ 遺伝子組み換え食品の貿易の中断はできない。
・ 新規承認を促進する
・ 中央政府にある強制規格及び任意規格はTPP加盟国で勝手に行ってはならない。
→モンサントなどの利害関係者の意見を聴取し、相談しなければならない。
この内容に日本は署名し、批准し、成立させた!
勝手に「表示内容、表示の有無を決められない」
遺伝子組み換えの表示はこれから日本でもできなくなっていく。
【アメリカ、ついに小麦も遺伝子組み換えを始める】
麦は、人間が食べるもの。
大豆、トウモロコシは家畜が食べるもの。
だから、いままで小麦はあとまわしにしてきた。
全米小麦協会の会長。ドロシー会長が山田さんに直接こう話したそうだ。
いよいよ遺伝子組み換え小麦をついにアメリカでもやる。
アメリカでも非常に抵抗が強いから、まず日本でやります。
日本「が」視野である。
(まず、「日本人で実験する」ということ。
安全性がわからないから。)
【アメリカの産地表示】
カナダ、メキシコでつくった牛肉を関税をなくしてアメリカのスーパーでも売る。
でも、みんな国産を買いたい → 外国産売れない →自由貿易協定に反する!
WPO協定のパネルで自由貿易促進の「貿易障壁」であるとカナダ、メキシコに訴えられアメリカは負けた。
→「産地表示ができなくなった」
【アメリカが日本にTPPでなにを求めるのか】
できるだけ貿易を促進する、自由貿易が、TPPの至上課題。
これから「産地表示」はできなくなる。
日本もこのままだと地産地消はできなくなる
アメリカは日本にTPPで何を求めるのか。
米韓FTAに求める以上のものを日本に求める。と回答。
【米韓FTA】
韓国は6年前に締結。
一番のターゲットは「学校給食」
地産地消はできなくなった。
「包装された食品に関する付属書」にある文言。
「無農薬です」「〇〇さんが作りました」
一切書けなくなる。
産地ブランドもできなくなる。
なぜならTPP協定の「違反」になるから!
日本の全ての農産物は7年後に関税撤廃されることが決まっている。
今まで全ての通商条約で、必ず主要農産物は「除外」と明記されてきた。
これまでは、主要農産物は必ず守られてきた。
しかし、今回はない!
今回、従来の通商貿易で初めて「除外規定」がない。
それを、日本が国として認めている。
つまり、自国の食料を「外国」に完全に明け渡したということ。
将来、もう日本に米を作る農家はいなくなるかもしれない。
【種の権利】
アメリカの主要農産物である3分の2は自家採取。
3分の1は公共の品種。
アメリカでは種の自家採取禁止の法案も検討されている。
日本は種子法を去年廃止した。
一般の農家が自由に種を作り守ることはできなくなる。
種苗法は、農家を守るためのものでなく「特許権者」を守るものである。
但し書きに、契約が優先と明記されている。
* 日本も欧米並みに公共品種を守るための新たな法律が必要である!
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要約はとりあえず以上で終わります。
今日は力尽きたので、また日を改めて、わたしの考えやまとめなど書きたいと思います。