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日々の雑感(セルフネグレクト)

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セルフネグレクト」という言葉を、今日テレビで初めて知った。

おお、日本もついにここまで来たか。と思った。

 

この問題は、これからますます増えていくだろう。

700人の孤独死の現場に同行したという専門家の方も、予備軍はたくさんいる。

と言っていた。自分でも、「わかる、わかる」とうなづく部分がたくさんあった。

この問題が衝撃的なのは、一人暮らしの高齢者だけでなく、20代30代40代の働き盛りの世代にも広がっきている。という点。

 

つまり、「他人との関係をうまく築けない、誰にも相談できない孤独な人」が世の中には溢れかえっている。ということ。

 

自分がここ数か月、昼間家にいて、強く思うこと。

“ 人間、他者や社会とつながってないとダメになるな ” ってこと。

他者とのつながりがあってこその自己だな。と強く感じる。

 

突然占いの話になって申し訳ないが、わたしはホロスコープの上半分、右半分に天体が集中しているので、「外に出て人と接してないとだめ」なタイプ。

人間関係や職場が嫌になって、引きこもりたいことはもちろんこれまでにも何回もあったけど、ずっとはひきこもれない。

ひきこもってると、だんだん自分が何のために生きてるのかわからなくなってくる。

あと、外からの要因がないと、自分を律する能力が極端に不足したダメ人間なので動けない。「今日は友達と11時に会うから10時には家でなきゃ」と思えば、たとえ寝不足でもちゃんと行動できる。

 

人は、人と幸せにつながることができたときに幸せを感じるのではないだろうか。

 

少なくともわたしはそうだな。

どんなにお金持ちで、どんなにいい家に住んでたとしても。

一人ぼっちで超高級料理を食べることが幸せとは思えない。

 

もちろん幸せのかたちは人それぞれだから、芸術家肌でひたすら自己の内側にこもっていろいろな作品を生み出すのが幸せな人もいるだろう。それはそれで素晴らしいこと。

 

最近こういう映画や漫画が社会現象になるほど流行っているのは、共感する人がそれだけ多いということだろう。

 

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漫画【「自殺するくらいなら辞めれば」ができない理由】が話題に。 - FEELY

 

わたし、大した職歴でもないけど、「自殺するくらいならやめれば」ができない理由、よくわかる。飲食店で働いてる人や、介護職など人が足りなくて激務な職場の人は特にわかるんじゃないか。

やめるって言って、人が足りなくてやめてもらっちゃ困る上の人からああだこうだ言われて、結局その場限りで状況は変わらなくて、なんの対策もとられず「みんながんばってるんだから」という無言の圧力が蔓延するこの世の中の風潮に逆らう元気もなくなってからでは遅いのだ。

 

飲食ではバックレあたりまえだからね(笑)日常茶飯事だよ。

だけど、それで命が守られるなら、わたしはそれも全然アリだと思います。

 

日々の業務を回すのでいっぱいいっぱいな疲れ切った現場にいると、一人一人の命に目を向ける余裕などかけらもない。なぜなら明日その人に休まれたら現場が回らないから。働けるんなら働いてよ。まだ大丈夫でしょ。という搾取が止まらずに行われる。

そこに心ある人がいたとしても、その心ある人が倒れた人の分をかぶって次倒れることは容易にありうる。

 

とりあえず、正常な判断ができるようになるところまで、全てをブッチしても逃げ切ること。

正常な判断ができなくなっていることに気づけない本人の状態に気づいてあげることのできる人がまわりに一人でもいるような環境づくりが大切だと思う。

 

プレミアムフライデーとか、あほくさったこと言ってないで、現場見ろ!

業務の量がそのまま変わらず、休みだけ増やしても意味わかんないでしょ。

しわよせしわよせは、下請けなりなんなりがかぶるのよ。

肥えるのは一部の大企業のみ。

 

まず、現状適正な業務量なのか、業務量を減らしても、会社が存続していけるだけの利益をしっかり確保できるのかを考えようよ。

政治家ってなんで、生まれたときから大金持ちのおぼっちゃまくんばかりがなるんだろう。

 

わたしは、もっと本気で「ベーシックインカム」を論議したほうがいいと思う。

 

とりあえず、生活していけるだけのお金があれば死なずにすむ命はたくさんあるはずだから。