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深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

自分の感受性くらい

 

最近貼り付けばっかでなんかずるいかね?

でも、読みたい人がいたら読んでくれればいいし、もともと自己満ブログだし、許されよ。

ameblo.jp

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最近詩が読みたい時期がまたやってきたらしい。

興味ない時は全然ないから、珍しい出来事だ。

茨木のり子さん。とても好きな詩人さん。

凛として自立せよ!というシンプルで美しいメッセージが胸に響く。

一番有名なのは、「わたしが一番きれいだったとき」という戦争の詩だと思う。

あとは「倚りかからず」もよく知られていますよね。

 

でもわたしはこの詩が一番好きかな。

ほかにも好きなのはいくつもあるけど、特にバシッと衝撃を受けた詩です。

 

 「自分の感受性くらい」

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難かしくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮しのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

*「ばかものよ」は、作者が自分自身に向けて放った言葉だそうです。

茨木さんご本人は、この最後のセリフでみんなに「おっかない人」だと思われた、と語っています。まあ、思いたければ思いなさい、でいいんだけれど。と最後に続くのが茨木さんらしいところ。