仕事帰りに皇居の周りを少し歩いた。
高校、大学と、ずっとお堀のそばの学校に通い、今もまた皇居の近くにいる。
あれだけの大都会の中で、ぽっかりとタイムスリップしたように残された広大な空間。
皇居の中から大手町のビルを眺めていたら、今がいつで自分が誰なのか、一瞬わからなくなりそうになった。
天皇陛下が夏に生前退位の意向を示されたことに対して、国民全体はおよそ9割という驚異的な理解と賛成の意を示しているという。
これに対し、安倍政権側はとても否定的な立場であるようだ。
わたしは、安倍さんが怖い。
今の、これからの日本が怖い。
この国は、真に日本人の幸せを考えた方向に向かっていると、感じられている人はどれくらいいるのだろう。
なぜ、外国のためには湯水のようにお金を使うのに、国内の貧困やその他さまざまな問題には向きあわないの?世の中は、一部の特定のお金持ちの隠れた権力者によって動かされているのだということを、最近本を読んでいてもネットで見ていてもしみじみ感じる。豊洲問題も。オリンピック問題も。もっと大きな表ざたにはならない問題も
安倍さんの目的は何なのだろうか。
目についたネット上の記事をピックアップしてみる。
本当だとしたら、鳥肌が立つほどに恐ろしい。でも、本当なんだろうね。
そうでなければ、国連の「核兵器禁止条約」の決議に反対するわけがない。
もちろん、国連はあくまで第二次世界大戦の戦勝国で作られた組織であり、決して中立ではないと分ったうえでも、被爆国としての日本政府の決断はまったく理解できない。
戦争で亡くなられた方の魂は、どれだけ苦しめられるんだろう。報われないよね。
広島の平和祈念公園の石碑には「あやまちは繰り返しませんから」って書いてあるじゃない。
同じ放射能によって人生をメタメタにされた福島第一原発の事故の被害者の方々の気持ちを思ってもやりきれない。あんまりだよね。
誰のための幸せなの?国民じゃなくアメリカなの?
それとは違う表には出てこない裏の世界に何があるの?
ふつうに考えて、今の日本の科学技術をもってすれば原子力に頼らない電力利用は十分に可能なはずだ。それでも、原子力をやめたくない理由があるのだ。政府には。
もはや北朝鮮、安倍首相の所信表明「自民党議員の起立・拍手」の裏側! 見た目の異様さ以上に恐ろしい事態が|LITERA/リテラ
このブログで書かれていることがどこまででたらめで、どこまで真実なのかわたしにはわからない。だけど、現実的に山口県の田布施集落から出ている政治家・そして首相の数は全国的に見ても群を抜いており、偶然とは考えられない。
零感と明治時代から引き継がれる「田布施システムの謎」 | 零感雑記帳
ここで言われる田布施システム、という言葉を言い出したのが、自称ノンフィクション作家の鬼塚英昭さんという方。わたしはこの方もちょっとどこまでが妄想でどこまでが事実なのかの境界が曖昧だと思う。
さらに、そんな安倍政権に対する天皇陛下のお立場とかお考えについて書かれた記事を読んで胸が熱くなった。こんなこと書いたらまるで右翼みたく思われるのかな?
でも、山本健造さんが言っているように、先祖に感謝するのも、日本のために四六時中無私の精神で働かれている天皇陛下に感謝するのも、わたしは当たり前だと思うよ。
天皇陛下がかねてから、安倍政権のやり方に対して強い危機感を覚えていらっしゃる。という話は出ていましたがまさか生前退位を示されたことで、安倍政権の強硬で独善的な改憲へのやり方に待ったをかけられていたなんて。やはり、凡人とはまったく違う方なのですね。わたしたちがのうのうと暮らしている間にも、なんとか日本を守ろうと心を砕いてくださるその姿勢にただただ頭が下がります。
だけど、マスコミでは出ないのね。
それが怖い。
これらの記事を読んで驚くのは、江戸時代後期までは「生前退位」はしばしば行われていた。ということ。それが明治になって「終身制」となったのは、天皇を政治利用するために“ 現人神 ”として神格化させる意図があったから。そして、このタイミングで天皇陛下がビデオメッセージを出されたのには、安倍政権と安倍氏を支持する日本会議という裏の集団が「戦前回帰」を目指していることに陛下が危機感を覚えたから。と書かれている記事がネット上にいくつも見受けられた。
「戦前回帰」とはつまり、具体的には天皇を戦前のように「政治利用したい」ということ。それに対し、陛下はお言葉の中であくまで天皇は「象徴」であるということを強調し、「機能」を果たせなくなった場合は交代するのが望ましいと述べておられる。
そして安倍政権と天皇陛下については皇室に詳しい記者たちはみんなそのことを知っているが、テレビなどでは報道されないだろう、と書かれたリテラの記事のくだりにゾッとした。
わたしはべつに、断固護憲!!とも9条死守!!とも思わない。
時代に合わない部分は変えていけばいいし、個別的自衛権は認めるべきだと思う。
いい加減、アメリカの植民地みたいな状況はどうにかすべき。
食料自給率にしても、独立国でこの低さは頭おかしいよ。
ただ、変えるにしても、然るべき方法に則って、人の意見に広く耳を傾けることのできるリーダーが主導して変えるべきだ。決して独裁者の手によって知らぬ間に・・・ではなく。
ちなみに憲法第1章第1条では、天皇について次にように定めている。
第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
天皇は、日本国の象徴であり、日本国民の総意の象徴である。と書かれているように、わたしたちは捨て鉢になって希望を捨ててはいけないはず。
少なくとも天皇陛下がこんな形で日本や国民を守ろうとしてくださっているうちは。
忘れるな。
たとえ、世の中を実際に動かしているのが一部の政治家や隠れたお金持ちたちだったとしても、社会の授業で習ったように、「主権在民」「国民主権」なんだから。
一人一人の国民が政治を見張ること。
数が集まれば世論は強い。
わたしももうニュースを見たくなくて無視してしまう時期がある。反省。
前にね、尊敬する坂之上洋子さんのブログで、日本国憲法の前文を載せていたことがあって、洋子さんも久しぶりに読んで泣いた!と言っていたけど、それを読んだとき、わたしも泣いちゃった。だから、最後にまねっこしてのせてみる。
わたしたちは、この前文を読む限り日本人に生まれたことをもっと誇っていいはず。
ホームレスでも、障がい者でも、認知症でも、ここに書かれた日本人の立派な一人であることに変わりはないと思う。
心に刻もう。
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(前文)