吉村さんの写真、とても好き。
この写真集は持ってないけど、あこがれのすべてがこの人のとる写真の風景に結集されているかんじ。
死ぬまでに必ず行きたい場所。
前田真三さんは、北海道の「美瑛の丘」の写真をライフワークとして撮っておられた写真家さん。この人の写真を知ったのは、倉橋燿子という作家さんの「風を道しるべに」というティーンズ小説の表紙に使われていたことがきっかけだった。
日本とは思えない、広大で、変化に富んだ、叙情的な丘の景色がなんだか胸にぐっとくる。この前久しぶりに古本屋で前田真三さんの写真集を見つけて、思わず買ってしまった。
美瑛は2回ほど行ったけど、何度でも行きたい場所の一つ。
HABUさん。
高校生のころ爆発的に流行っていた気がする。
空の写真はどれも好きだけど、この人の撮る空の写真ってなんだか私の中では、
「自分探し」ってテーマを勝手に感じる。
小説でも映画でも、風景は、自分の気持ちの「投影」だよね。
自分探し真っただ中の青臭い青春小僧にぴったりな写真集なのではないか。
星野道夫さん。
尊敬する人の一人。男に生まれ変わるなら星野道夫さんになりたい。
わたしは彼の写真よりもむしろ文章のほうのファンなのだが、この本の表紙に使われている、薄青い空を背景としたクジラの骨の写真がすごく好き。
きっぱりとした孤独と気高さを感じる。美しいな。媚びない美しさ。
この本は、彼の遺作だったように思う。
クマに襲われて星野さんが亡くなってから、もう20年も経つのですね。
彼の崇高な魂は、残された本や写真によって、今もわたしたちを導き、励ましてくれているように思う。