小保方さんの手記が巷をにぎわせてますね。
早速アマゾンでもランキング一位になったとか。
わたしは読んでみたいけど買うつもりは一切ないです。
でも評判が気になって、連日ネットサーフィン中。
う~ん、いろんな記事がネットに出ているけど、それ読んだだけでも
あの騒動の最中に感じたモヤモヤが再燃して、気分悪い。
結論から言って、わたしは小保方氏は「自己愛性人格障害」ではないかと思います。
彼女自身の本質的な意味での「罪悪感のなさ」は、ちょっと通常では考えられないです。結局本の中で彼女がしたかったのは、「報道被害を訴えたかった」のでは?
と書いていらっしゃる方もいるくらい、「自分、自分、自分、自分」なんですよね。
わたしはこの障害について詳しくはないけれど、ほかにもそう思ってる方結構いるみたい。
論文の共同著者の「若山教授に罪をなすりつけるような」記述や、「笹井教授に心酔している」様子を表すような記述。特定の記者への名指しでの非難。
そりゃ言いたいことは本人にもたくさんあるだろう。
一方的な小保方氏への個人攻撃はやはりおかしいと思う。
共著者の若山教授にも疑われるような行動があり、責任がある。
小保方氏を犯人にするような発言もあったという。
つまり、この二人は罪をなすりつけあっていて、
本当に明らかにすべき「ねつ造がなぜ起こったのか」「誰がやったのか」「繰り返さないための対策は何なのか」
がすべてうやむやのまま。
手記の中で名指しで批判されている毎日新聞の「須田桃子」という記者も、彼女の本をちらっと読んだわたし個人の感じ方としては正直「公平な視点」では論じてないような気がする。
本屋で須田氏の書いたSTAP細胞騒動についての本を流し読みしただけの印象だけど、
まず初っ端から「彼女の立場が中立だと思えない」。
わたしには著しく「笹井氏寄り」の立場であり、この記者の中では「小保方氏が悪」という結論ありきのストーリーを追ってるように思えた。
だから、検証本という体裁でありながら、「終始淡々とした事実を分析」というより
なんだか「ヒステリック」に思える箇所も度々見受けられて、ちょっと不完全燃焼気味な、腑に落ちない読後感。
熟読せずにこんなこというのも甚だ無責任だとは思うけれど、一般人としての率直な感想として述べさせてもらった。
笹井氏も研究においては素晴らしい方だったのだろうが、「指導者」「教育者」としては問題があったのだろうな。と報道を見る限りは感じざるを得ない。
もちろん、小保方氏一人の責任で彼女がすべて悪いかのような報道をするメディアもおかしい。
そういうもろもろの背景を汲んだとしても、小保方氏自身に感じる違和感はぬぐえない。
彼女がいくら、「自分の未熟さを反省」と繰り返しても、全く心に響いてこないのはたぶん、「でも聞いて、わたしだってこんなにつらいの。わたしはこんなにひどいことされたの。わたしは悪者に仕立て上げられただけで本当は悪くないの」と彼女自身が本音の部分で思っているのでは。と感じてしまう。
だって、自分が大きくかかわった事件で、人が一人死んでるんだよ。
しかもその人は、日本の再生医療の第一人者とも言われて、彼が亡くなったことによってその分野の研究が遅れるだろう。とまで言わしめた人物。
全てが小保方氏の責任ではないにしろ、その笹井氏のご家族の気持ちを思ったらこの手記を出す気持ちはわたしにはちょっと理解できない。
しかも、肝心のSTAP細胞の有無についてはうやむや、っておかしいだろ!!
そこがはっきりしないなら、この本の意味ってなんなんだよ。
科学関係者の間でも、「科学者なら科学の土俵で勝負しろ」という声が上がっているようだが、本当にその通りだと思う。
不正をするつもりがなかったのも、ねつ造のつもりがなかったのもわかる。
つまりは「故意」ではなかった、というのも信じられる。
でも、結果として事実がそうなった。それを、彼女自身が認めない限り、わたしたちの
感じるこの違和感は消えないのだろうな。
一部週刊誌で事件当時報じられたらしいが、もともと小保方氏には「妄想と現実の区別が曖昧」で、「虚言癖のある不思議ちゃん」という過去もあったという。
だから、たぶん罪悪感がない。
だって、事実がどうであれ、自分は信じているのだから。
これは完全に個人的な意見だけど、おじさんってかわいい子に弱いよね。
特に巨乳ならなおさら(笑)
今日事務職の友達と夕飯を食べたのだが、もっぱら話題は職場の愚痴。
職場の女子全員に嫌われてる、男を手玉に取る、やたら自分に自信がある、しかも虚言癖まであるという巨乳のかわいい女子社員が、社会人としては本当に問題行動だらけだけど、部長が巨乳好きだから絶対にクビならない。という話。
他人事だから笑っちゃった。
でも、研究職なんて、それこそみんな研究一筋できてるから女の子には疎そうだし、
そこに「女子力キラーン」な女子が愛想をふりまいて「センセセンセ」とよって来たら
コロッといっちゃう場面もあるんじゃないのかな、と思っちゃうのよね。
まあ、真実はわかりませんが。
日本の職場では、現にそういうことが行われてる場所も多々ありますよ。という実話。
それと最近もう一つ興味深かったのが、
SMAP騒動のメリー副社長について、独自の見解を述べられてる現役介護士の人のブログ。
メリーさんの挙動を報道で見る限り、「初期の認知症の症状と非常に当てはまる部分が多い」と述べておられた。単純に、目から鱗。おもしろいなー、と思った。
メディアにはまず出てこないだろう意見。
でも、89歳という年から見ても、個人的にはこの人のおっしゃっておられることが「ビンゴ」なのではないかと思ってしまった。
しかしその状態になってもなおその「暴走」を止めるだけの人がいないほどの「権力」を持ってるって、恐ろしいです。
「老兵は死なず。ただ去るのみ・・・」
って言葉をわたしからメリーさんへこっそり贈りたいと思います。
世の中の様々な出来事に対して、
何が真実なのか。
騒ぐでも、非難するでも、ただ怒るでもなく、荒れ狂う感情に流されず、
ただ静かに、冷徹に見通せる澄んだ知性がほしい。