深呼吸図書館

悩めるあなたのための1冊アドバイザー“なついちご”が、今のあなたの気分にぴったりの本紹介します。

失敗スープ

やってもうたわ。

昨日の夜。

ごはんは冷凍。スープだけ、冷蔵庫にある古くなった使いかけの野菜を入れて作るか。

と、思い立ち、生めんを買ったときに使わずにとっておいたらーめんの液体スープで味付けはバッチリや☆彡と思っていた。

そしたらば、味見してびっくり。

うお。らーめんの液体スープじゃなくて、焼きそばの液体スープだった!(笑)

正直いって、まずっ!

甘い。甘いんだよ、スープが変に!

 

もう、どよ~んとした。

だって、口の中がもうすでに醤油ラーメンの味になってたから。

またやってもうたわ、自分!と思って。

料理の失敗談がもはやこのブログの定番みたくなってきたけど、地獄のトマトスープに続いてのまずさでした。

具がニンニクとニラと人参と玉ねぎだったんだけど、余った汁は捨てて、泣く泣く今日は具だけ食べました。昨日はあきらめてスープも飲んだけどさ。

もういい加減、まずいスープにゃこりごりです(涙)

 

そういえば、夢ひとつ叶ってた!

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2年くらい前に、自分の今いる世界がとても狭く、窮屈に思えて、ぜーんぜん職業も年齢も違う友達がほしいなって。

なんとなく漠然と思ってた時期があった。

 

それが、叶ってるじゃん!今!

って最近気付いた。

年も仕事も全然違う友達や知り合いが、よく考えたらできてるよ。それも何人か。うれしい。

すごい!知らぬ間に叶ったじゃん!

そう思って、改めて喜んでみたりしている(笑)

 

ひまだからさ、人生の軸とか価値観見つめ直そうと思って、落ち込んだり気を取り直したりしながら、あれこれ考えていて。

酒井日香さんが前に、「お葬式のとき参列者にどんな人だったと思われたいか、なんて言われたいか」そんな生き方をしなさい!とブログで書かれていたのを思い出した。

 

う~ん。

トイレでなんとなく思いついたのは、優しい人。でも、それだけじゃつまんないよね。

優しくて、面白い人!

 

これかな。今のところは。

面白い人!って思われたいみたい。わたし。

だって、つまらないのはイヤだもん。

 

死ぬときに光の存在に問われるのは、どれだけ愛したか、愛そうとしたか。

なんですって。前に、マリア先生が言ってました。結果じゃないんだって。

 

ピンとくる、何人かの方が書かれてるブログでも、ばななさんも言ってることで、強く共感するのが、結局人間、自分の中をきれいにするしか出来ないってこと。

それは、毎日の呼吸であり、食べ物であり、人への接し方であり、一つ一つの考え方や選択。そうじをすることも、含まれるらしい。

そうやって、見える世界をきれいにすることで、見えない世界も磨くんですって。その心がけを、神様は見ているらしい。なんて地味!

 

でも神社って、これでもか!ってくらいにシンプルで掃き清められている。それが真理を表すのかな。

 

わたしも、死ぬまでにいろんなもの手放して手放して、捨てられるだけ捨てて、どんどん軽くなって行きたい。

それで、あー、面白かった!!

元の世界に帰るのも楽しみ!

って思いながら死にたいな。

 

昔読んだ、アランの幸福論に、楽観主義者は意思の力でなるものだ!というような内容が書いてあって、けっ!!って思ってた。

幸せになる意思、幸せを選ぶ、と決める心の強さ。脳は、思考は、ほっとけば足りないものを探し続けるから通常運転が不幸にはまりやすいらしい。

 

あの頃、そんなのできないよ!って思ってたこと、今になってやってみようかな。って思えてきてる。設定を決める!

現実がどうであれ、まず自分の頭の中で、腹の中で設定を決めておく。っていうのは、やっぱり自分が生きたい人生を生きる上ではとても大切だと、気付いたからかもしれない。

手応え?できるかわからないけど、やってみよう!という気持ち。

 

例えば、どんなに小さいムカツクことがあっても、たとえ表向きだけでもいいから、お姑さんとうまくやる!とかね(笑)

予め決めておけば、ほんの少しだけでも、自分の生きたいような方向の人生に近付けるかな。うん、やってみるよ!

くじけたときは、今日のブログを読み返すぞ(笑)

吉本ばなな「ふなふな船橋」

 

ふなふな船橋

ふなふな船橋

 

 

ひと言で言おう。

変な話・・・(笑)

 

図書館でこの前見つけたから借りてみた。

特に思い入れも何もないけど、まだ読んだことなかったし。

ヘンテコな話だな!

正直、船橋という土地になんの縁もゆかりもなけりゃあ、「ふなっしー」に特に興味のないわたしにゃ「なんのこっちゃ?!」な話だった(+_+)

 

船橋という土地と、ふなっしーをこよなく愛する女の子が主人公の本。

両親が離婚し、再婚することになった母親とは別に暮らすことを選択した彼女が、孤独と向きあったり、失恋したり、一緒に暮らすおばと家族愛を育んだりして成長?する話。そして幽霊登場あり。ただし、夢の中のみ。

 

唯一共感できたのは、彼女が「本」が大好きだってこと。

本に人生捧げてる感じがすがすがしくてかっこいい。

だが、あとは、なんていうかどうにもこうにもあたしには感情移入できなかった~!

ふなっしーって、こんなに熱烈に愛されてるんだな、スゲーな!っていうのが率直な感想かな(笑)

 

わたしのふなっしーにまつわる思い出といえば、昔働いてたカフェに、40代くらいのまあまあきれいめ?ワンピースみたいな服を着てきた女の人が一人で来たんだけど、その人の足元が、パンプスなのに、どぎつい色した「ふなっしー」のくるぶしソックスだったことくらいかな(笑)インパクトはすごかった!

だけど、ふなっしーを語るにはちょっと薄い想い出ですね(笑)

 

ふなっしー もちっとクッション

ふなっしー もちっとクッション

 

 

裁くのやめます。

ここ一週間くらいしみじみ思うこと。

結局、「自分」なんだな。ってこと。

 

どんなセミナー行こうが、本読もうが、誰になんて言われようが、

自分で自分を愛し、許し、認めて、癒す。

浄化していく努力をする。そういう覚悟を持つ。

自分を救ってくれそうな口当たりのいいふわふわした言葉や世界。

そんなものに逃避したところで、何も解決はされないし、

目を背けたくなるような、情けない自分や、思い通りにならない現実でも、

なんとか向き合って生きようとする姿勢こそが大事なんだな。

そんなふうに、思う。

そうすることでしか、何も変えられない。

 

わたしは今年は、「自分も人も裁くのをやめる」ことをがんばって心がけてみる。

今まで死ぬほど裁いて生きてきたからね。

「正義」にこだわってた。それがなくなったらアイデンティティが死ぬ気がして。

ももうやめる。疲れるから。

 

そういえば、このブログが始めてから2年経ちました。っていうお知らせが、先週はてなブログから届いた。2年!!ブログ最長記録!細々やろう。

もはや最近、ひとりごとと、備忘録的読書メモの、ただただ自分を鼓舞するためのブログとなっている気がするが、うだうだしてる人間の存在をさらすことで、「自分もまだまだこいつに比べりゃやれる気がする」と思ってくれる人がいたらうれしいです(笑)

恵まれたごはん事情

たけのこごはん食べちゃった。

昨日の昼。

おいしくておいしくて、目をつぶって味わった。

わたしの一番好きな食べ物。たけのこごはん。

母の実家には今時珍しい広い竹藪があって、毎年おばさんが掘って送ってくれる。

なので、我が家は八百屋さんで竹の子を買ったことがない。

でも、いつも母に任せきりで自分でやらないので、母がボケる前に教わった方がいいのかしら・・・と思ったりもする。

 

おとといの夜。

一日中友達と遊びほうけて帰ったら、マイダーリンが豪華ディナーを用意して待っていた。天国かと思った(笑)品数7品くらいあった。ヤツはわたしよりよっぽど料理がうまくて、しかも好きなので、仕込みに何時間もかけても苦にならないらしい。

わたしを太らせて、いつか煮たり焼いたりして食べる作戦なんじゃないかと思って、ちょっとビクビクする( ゚Д゚)

 

ここんとこ、バイト何個か応募してるけど、なかなか苦戦中。

がんばってるか、って言われたらまったくがんばってはいないが、さすがに焦ってきた。遊ぶ金がなくなったら、生きてる意味がない(笑)

無職なのに、貯金崩して精力的に遊びすぎたな。バカだった!

 

でも、まだ予定あるんだよね。人気者なの?ただのバカなの?

いえ、たまたまですが。

 

はあ。

本ね、読み終わってるの5冊くらいあるんだ。

今日なんて一気に3冊読んじゃった。(読みかけ含む)

でも、なんだか感想書く気が起きなくて。

気分がのらないの。

 

やはり、無職は1か月が限度だな。

毎回そう思ってるのに学ばないAHOな自分。

こんなにみんなに優しくされて、なのに無職な自分がだんだんつらくなってくる。

人間のクズだな、ってへこんでくる。

 

迷ってんのよ。

飲食でいくなら、手堅い。だけど、先もなけりゃあ希望もない。

なら、マッサージ?よく考えたら落ちまくってるんだよね。

じゃあ思い切って独立か?!

うーん、小心者のわたしにいきなりはハードル高し。

うだうだしつつ、いろんな人のブログ読んだりして、人生について考え中。

結論は、現実ちゃんと生きれてないと、意味がない!ってことに尽きるな"(-""-)"

 

とにもかくにも、住む家があって、おいしいごはんが食べられて、好き放題友達と遊んだり出かけたりできて、わたしって本当に幸せ者だな、と思ったここ数日でした。

いつか罰が当たるんじゃないかと思って怖いくらい。

今度受けるところがもし受かったら、しばらく真面目に働いてお金を貯めようと思います。反省。

 

 

You Raise Me Up

言わずと知れた名曲。

荒川静香さんがトリノ五輪で金メダルをとったときのフリーの曲。

ケルティック・ウーマンの「You Raise Me Up」

夜になって聴きたくなって、エンドレスで聴いていた。

昔、社員でイタリアンバルで働いていた頃。けっこう精神的にも体力的にも限界で、いろいろギリギリな状態で働いていた。

優しかった料理長が違う店に異動になり、次に料理長になったのが、トルコ人の我が強くて一癖も二癖もある曲者男。正直、直接的にも間接的にも彼が原因で何人やめたかわからないです。その彼が、朝仕込みの時に、自分のスマホからご機嫌で好きな曲を流していて。一人通勤で聴けよ!って感じだが、みんなに聞こえるけっこうなボリュームで流し続け、誰もなにも言えずに、怪しげなアラビアンな中東の音楽を聞きつつ仕事していた(笑)

 

そのよくわからない選曲のなかで、突然、「You Raise Me Up」が流れてきた。

イントロが流れた瞬間、あたりの空気がサァーっときれいに静まって、清められていくような気がした。それくらい、印象的な瞬間だった。

あの透き通るようなボーカルの声が流れて、涙がじわっとした。張りつめていた心に、それは優しく優しく染み込んでいった。歌って、音楽ってすごいな、って、身をもって感じた瞬間だった。

 

こちらのブログで、素敵な訳をされている方がいらしたので、気になる方はのぞいてみていください。なんかいろいろ考えると、勝手にコピペはできかねるので・・・。

 

You Raise Me Up Celtic Woman 和訳 歌詞 日本語訳|☆ 洋楽の和訳 ☆

 

You raise me up to more than I can be.

 

 

ケルティック・ウーマン

ケルティック・ウーマン

 

 

 

 

よしもとばなな「王国その4/アナザー・ワールド」

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ばっさり髪切ってきました!ショート!

はぁ。せいせいした。すっきりした。

まじきもちー(≧▽≦)

 

わたしは、人生全体で考えたら圧倒的にショートの時間の方が長いんだけど、ここんとこ頑張って伸ばしていた。だが、スイッチが入ってしまった。

夫に「明日髪切る」って言ったら「あ~あ、せっかくかわいかったのに!」って言いやがった(゚д゚)!ムカつくぅ。「モンチッチみたいに短くしすぎないでね・・・」と忠告付き。うるせ~よ、自分の髪型くらい、自分で決めるから口出しするな!

あたいはね、女の子の髪型や服装にいちいち口出ししてくる男が大っ嫌いなんだい( `ー´)ノ

 

すっきりしたところで、家のことを済ませて図書館へ。

なんとなく、読みたい本があって。

それがこちら。

 

王国〈その4〉アナザー・ワールド

王国〈その4〉アナザー・ワールド

 

 読んだことあるんですよ、もちろん。

でも今日すごくこの本の気分だったんだよね。

図書館にあってうれしいよ。

ほんと、しみじみ好き。

このよしもとばななの「王国シリーズ」が。

これはシリーズ4巻目にして最終巻。

もう、1冊目とは比べ物にならないほどみんなが変人極めすぎて大変なことになっている。振り切れちゃっている!

自由!とか、そんな言葉じゃ表せないほど、社会一般の価値観とはまったく異なる価値観で堂々と生きている人々の物語。変人ここに極まれり!のアラカルト(笑)

 

この本の舞台の一つであるミコノス島やマルタ島、そして沖縄の描写や空気感が好きで、旅したい気持ちを満たしてくれる。

夕暮れのピンクがかった金色の光。

旅行先独特の開放的で自由な雰囲気。

旅するように生きる、ことをこんな風にできたら素敵だろうなぁ。

わたしはまだそこまで世を捨てられないわ(笑)

 

シリーズ3巻目までの主人公である雫石さんと、楓の子供である「ノニ」ちゃんが主人公のお話です。この本における真の主役は「片岡さん」なんじゃないか・・・ってくらいに、年を経た片岡さんという人間の魅力が深く強く輝いて、あ~。彼らとこの本の中でともに過ごしてきて幸せだな。と思った。

 

わたしが思う、この本のメッセージは一言で言うと・・・

 

【自分に嘘をつかず、心の奥底にあるきれいなものを大切にして、シンプルに生きよ】

 

かな。

 

初めて読んだ時から数年経って読み返すと、ばななさんはやはり、スピリチュアル、と言われる世界のことをかなり深く理解している方だな。と思える描写が様々な箇所に見受けられました。宝探しのゲームみたいに、物語の隅々にメッセージが隠されていて、ピカリピカリと光ってくる。

 

まあ、読む人を完全に選ぶ内容ですね。

万人には受けない。

だけど、昔からばななさんは、「万人受けを狙ってない!自殺を“1時間”遅らせることができるような本を書きたい」とおっしゃっている。わたしは、彼女のその姿勢は時間が経ってもブレてないな。と思う。

 

何者でもないわたしたちが、自由に、深く息を吸い込んで、生きて、「生まれてきてよかったね~」と死んでいくことを助けてくれるような、そんなヘンテコで愛おしい本です。誰かの価値観に染まれず苦しんでいる人がいたら、ぜひ読んでみてほしい。

これからの時代はきっと、彼らのような人々のために開かれている。